日本橋三越「英国展」で感じるひととき

紅茶の香りに包まれながら、英国という国を旅するような体験ができる催しが、この夏、日本橋三越で開かれます。
毎年のように開催される「英国展」は、2025年も8月19日からスタートし、紅茶やスコーン、そしてパブの雰囲気までを日本の真ん中で味わえる特別な時間となっています。
紅茶とともにある暮らし英国といえばやはり紅茶。
会場にはアフタヌーンティー文化を体感できるように、定番の紅茶から新しいアイスティーまで揃えられているそうです。
カップの中で立ちのぼる湯気を想像すると、それだけで少し落ち着いた気持ちになります。
スコーンとクロテッドクリー ...エトミデート「笑気麻酔」と称される電子タバコ(ゾンビ・タバコ)

「電子タバコで吸える新しい『笑気麻酔』……?」と、SNSで軽く書かれていた言葉が、胸に小さな違和感を運んできました。
それが、医療用麻酔薬エトミデートを含む危険ドラッグ「ゾンビ・タバコ」だったと知ったとき、背筋がひんやりとしたのを覚えています。
このドラッグは、沖縄で2025年2月頃から若い世代を中心に乱用が広がり、深刻な救急搬送や事故を引き起こしていることがニュースなどで報道されています。
エトミデートが混入されたフレーバーを、笑気ガスであるかのように偽り、販売していたようです。
まるで「安全で良い気分を誘うもの ...
芥川賞、該当作なしという知らせに

2025年7月、第173回芥川賞が「該当作なし」と発表されたというニュースを見かけて、少し驚きました。
実際に読んでいなくても、あの賞が示すものは、いつもわたしの中に小さな波紋を残します。
ノミネートされていたのは4作品。
その中には、名前だけでも印象に残るようなタイトルもあって、それぞれがどんな言葉を紡いでいたのか、想像してしまいます。
でも、選考委員の方々が「心引かれるものはありつつも、何かが足りなかった」と話していたのを読み、文学にとっての「決定打」って何なのだろうと、ふと考え込んでしまいました。
アメリカに新しい製鉄所を──日本製鉄の決断に思うこと

最近、ニュースで「日本製鉄がアメリカに新しい製鉄所を建設する計画がある」と知りました。
その報道を見て、あれ、これってとても大きな話なのでは?と、胸の中が少しざわつきました。
というのも、日本製鉄が製鉄所を新設するのは、1971年の大分製鉄所以来とのこと。
50年以上ぶりという節目の決断は、鉄と火の歴史に新しい1ページを刻むものになるのだと思います。
しかもその舞台がアメリカ。
日本の企業が、国を超えてインフラの根幹に関わるような動きをするとき、そこに ...
ホテルオークラ東京ベイの”マーメイドルーム”に心が揺れる

夢のような空間、という言葉がぴったりだと思いました。
ホテルオークラ東京ベイで今年の夏、期間限定で登場する「マーメイドルーム宿泊プラン」。
東京ディズニーリゾートの近くにありながら、少し落ち着いた空気をまとうこのホテルで、海の底の世界を再現するというコンセプトに惹かれます。
部屋のあちこちに飾られる尾ひれ型のブランケットや貝殻クッション。
波を映すライト。
こういう”遊び”に、本気で向き合ってくれる場所があるのが、うれしいです。
子どもも大人 ...