ファンケル「スキンケアベース Wモイスト」――肌の呼吸を守る
乾いた空気の中でも、肌が自分のリズムを保っていると、それだけで一日の輪郭が整う気がします。
ファンケルの「スキンケアベース Wモイスト」は、そんな“肌の呼吸”を守るような下地として話題になっていました。
名前の通り、Wモイスト。
2つのうるおい処方で、乾燥による化粧くずれを防ぎ、ベースメイクの土台を静かに支えるアイテムです。
保湿と密着――肌の下にある支え
この下地には、ヒアルロン酸Naやスイートピー花エキス、シソ葉エキスなどの植物由来成分が含まれているそうです。
クリーム状なのに軽く伸び、塗った瞬間にしっとりとした膜ができるという口コミもありました。
肌表面をなめらかに整える「ラスティングプライマー処方」により、ファンデーションの密着を助ける構造。
それは、見えない薄布を一枚まとったような感覚を想像させます。
2つの色、2つの光
カラーはベージュとパープルの2色。
ベージュは自然な肌色補正に、パープルは黄ぐすみを軽く飛ばし、透明感を添えるトーンアップ系。
どちらも肌の個性を覆うのではなく、そのままの呼吸を損なわないように調整されている印象です。
SPF24・PA+++と、紫外線対策も日常使いには十分。
冬の光をやわらかく遮りながら、肌を乾燥から守ってくれる存在になりそうです。
カバーよりも整えるために
この下地は、カバー力で引き寄せるタイプではありません。
毛穴やシミを隠すよりも、「乾かないこと」「崩れないこと」を軸にしている。
その潔さが、ファンケルらしいと感じました。
化粧を“重ねる”というより、“整える”という言葉のほうが似合う。
そんな下地の在り方が、季節の変わり目にはちょうどいいのかもしれません。
おわりに
メイクの始まりは、肌に触れる一滴から。
ファンケル「スキンケアベース Wモイスト」は、その最初の一滴に、やさしい保湿の仕組みを込めた下地です。

塗るたびに、空気の粒が少しやわらぐ。
肌を整えるという行為の奥に、“生き方を整える”ような静かな響きがある。
そんな気持ちに寄り添うアイテムだと思いました。











