ひな祭りの食べ物は
3月3日のひな祭り。
桃の節句とも呼ばれ、女の子の健やかな成長を願う行事として親しまれています。
この時期になると、店先にはひなあられや桜餅が並び、春の訪れを感じることができます。
ひな祭りの食べ物といえば、ちらし寿司や蛤のお吸い物が定番ですが、わたしの実家ではなぜか手巻き寿司をするのが恒例でした。
母が「好きな具を巻いて食べるのが楽しいから」と言って、毎年テーブルいっぱいに具材を並べてくれたのを覚えています。
ひな祭りの伝統的な食べ物
ひな祭りには、縁起の良い食べ物がいくつかあります。
ちらし寿司：海老（長寿）、蓮根（見通しが良くなる）、豆（健康）など、縁起の良い具材が入った華やかな料理。
はまぐりお吸い物：蛤（はまぐり）の貝殻は対になっているものしかぴったり合わないため、良縁の象徴とされています。
ひなあられ：色とりどりのひなあられは、四季を表すと言われ、女の子の健やかな成長を願う意味が込められています。
桜餅：春を感じる甘い和菓子で、関東風（長命寺）と関西風（道明寺）があり、地域によって違いがあるのも面白いところです。
わたしの家のひな祭り
わたしの家では、そんな伝統的な料理よりも、手巻き寿司が主役でした。
母が用意する具材は、マグロやサーモンの定番から、卵焼きやツナマヨなど、子どもでも食べやすいものが多かったです。
特に、きゅうりとカニカマにマヨネーズを少しつけて巻くのが好きで、毎年何本も作っていました。
家族みんなでワイワイしながら手巻き寿司を作る時間が、ひな祭りの一番の楽しみだった気がします。
ひな祭りを迎えるたびに
今では実家を離れて暮らしているので、ひな祭りに手巻き寿司を囲むことはなくなりましたが、この季節になると、ふとあの頃の食卓を思い出します。
今年は久しぶりに、自分で手巻き寿司を作ってみようかな。
子どもの頃のように、好きな具材を巻きながら、ゆっくりひな祭りを楽しむのもいいかもしれません。
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