男性がいなくなる
最近、ふとしたきっかけで「Y染色体が減少している」という研究結果を知りました。
Y染色体は、男性の性別を決定する重要な染色体です。
しかし、進化の過程で多くの遺伝子を失い、現在では数十個の遺伝子しか残っていないとされています。
なんでも、遠い未来、Y染色体がなくなるかもしれない…そんな説もあるそうです。
正直、最初は少し驚きました。
もし本当にそうなったら、男性がいなくなる時代がやってくるの?と。
でも、それは何百万年も先の話とも言われています。
わたしたちの暮らしの中では、すぐにどうこうなるわけではないんですよね。
そんな話を彼と夕食のときにしてみたんです。
「え、じゃあ未来では男いなくなるの?」
なんて冗談まじりに笑いながらも、彼は少し不安そうな顔をしていました。
わたしも、「いなくなるって言っても、ちゃんと進化の中で新しい仕組みができるんだと思うよ」と言いながら、内心はちょっと不思議な気分でした。
でも、トゲネズミのようにすでにY染色体なしで性別が決まる仕組みを持っている生き物もいると知って、少し安心しました。
自然は、ちゃんとその時代や環境に合った形に適応していくものなのかもしれません。
考えてみれば、わたしたちも日々、少しずつ変わり続けています。
仕事のこと、家族のこと、人間関係。
昔は当たり前だと思っていたことが、いつのまにか変わっていく。
そうやって、時代も人も流れていくのだと思います。
男性がいなくなる未来の話は、どこか遠いSFのようだけれど、
「変化を恐れずに、今この瞬間を大切に生きること」
その大切さを、なんとなく思い出させてくれた気がします。