ルイ・ヴィトン『ビジョナリー・ジャーニー』展|トランクの灯が導く、静かな旅の始まり

先日、近くの美術館の前を通りかかって、見たことのない展覧会の告知に吸い寄せられました。
タイトルは『ビジョナリー・ジャーニー』展。ルイ・ヴィトンの創業170周年と大阪・関西万博を記念して、大阪中之島美術館で開催されているそうです。
この展覧会は、12のテーマに分かれてメゾンの歴史をたどる没入型の展示とのこと。
初めに迎えてくれるのは、モノグラム和紙で包まれた巨大なトランクが吊るされた「アトリウム」と、138個のトランクで構成されたドーム像。
どちらも、まるで本のページをめくるような静かな導入になっているようでした。 ...