野木亜紀子『アンナチュラル』シナリオブックと、言葉が紡ぐ静かな余韻

本のタイトルに「アンナチュラル」とあったとき、思わず立ち止まってしまいました。
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アンナチュラル
ドラマとして耳にしたことのあるその名前が、文字として目の前に現れると、画面の向こうで見た物語が紙の上に息づくようで不思議な感覚になります。
2024年8月に刊行されたこの本は、脚本家・野木亜紀子さんが手がけたドラマ『アンナチュラル』のシナリオをまとめたもの。
未だ読んでいないのに、その存在だけで心の奥に小さな波紋が広がっていきました。
シナリオとして読む物語映像作品を「脚本」という形で読むこ ...