古内一絵『女王さまの休日―マカン・マラン ボヤージュ』に感じる、旅の余韻
本を開く前に、タイトルの「女王さまの休日」という言葉に少し心が和みました。
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女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ (単行本)
どこか自分の中にもある「休み方を忘れてしまった誰か」を思い出させるようで。
古内一絵さんの新作は、人気シリーズ「マカン・マラン」の続編として、開店十周年を迎えた物語のその先を描くのだそうです。
“マカン・マラン”という静かな場所シリーズを通して、夜ごとに人が集い、食を通して心を癒やす小さな店「マカン・マラン」。
そこに流れていたのは、日常の延長線上にある小 ...