『音楽と科学 心地よくひびく和音の秘密とは』――音の奥にある法則
心地よい和音を聴いたとき、その“気持ちよさ”の正体を言葉にするのはむずかしい。
音が重なった瞬間に生まれる響き、そのわずかな振動の差がどうして感情を動かすのか。
そんな問いに、科学の側から近づこうとするのが、ニュートンプレスのムック『音楽と科学 心地よくひびく和音の秘密とは』です。
音楽を“感じる”ことと“理解する”ことのあいだを、やわらかな図解と鮮やかな写真でつなぐような一冊。
音を聴く行為そのものが、どこか再構築されていくような印象を受けました。
波のかたちで見えるもの本書 ...