歌集 ゆふすげ

上皇后美智子さまの歌集『ゆふすげ』が出版されたと知り、自然と心が惹かれました。
以前から、美智子さまの御歌には優しく穏やかな響きの中に、深い思いや祈りが込められていると感じていました。
そのお歌が、未発表のものも含めて一冊にまとめられたというのは、とても貴重なことのように思います。
タイトルになっている「ゆふすげ」は、夕方に咲く花のことだそうです。
美智子さまが庭でその花を眺めながら詠まれた御歌があり、それがこの歌集の名になったと聞き、なんとも美しい情景が思い浮かびました。
夕 ...