無印良品「神奈川のミルフイユ 清見オレンジ」に感じる、やわらかな時間
無印良品から発売された「神奈川のミルフイユ 清見オレンジ」という焼き菓子を見かけました。
神奈川県内の店舗でのみ販売されている、地域限定の商品だそうです。
箱の中には、清見オレンジを使ったクリームをサクサクのパイ生地で挟んだミルフイユ。
パッケージのシンプルさとともに、名前にある“ミルフイユ”という言葉が、どこか温かな響きを持っていました。
小田原の清見オレンジこのお菓子に使われている清見オレンジは、小田原市のあきさわ園で育てられたもの。
みかんとオレンジを掛け合わせた国産の柑橘で、みかんのやさしい甘さ ...
カシオ「GST-B1000D-1A」に感じる、時間の手ざわり
カシオのG-STEELシリーズのG-SHOCK「GST-B1000D-1A」は、ステンレススチールの重みと光沢が手元に落ち着いた存在感を添えています。
機能としては、タフソーラーによる充電、Bluetoothでのスマートフォンリンク、そして世界の都市に対応するワールドタイムなど。
けれど、そのどれもが誇示するためのものではなく、日常の中で静かに助けてくれる仕組みのように感じます。
機械と人のあいだG-SHOCKらしい耐衝撃構造はもちろん、回転ディスクや立体的な文字盤が生み出す奥行きにも惹かれます。
9時位置のブレードのような意匠は、まるでエ ...
日経平均株価、5万円台へ。数字の向こうにあるもの
ニュースで「日経平均株価が5万円を超えた」と聞きました。
長く景気の指標として耳にしてきたこの数字が、ひとつの節目を越えたことに、驚きよりもちょっとした安堵を覚えます。
目に見える“上昇”という言葉の奥に、いくつもの動きが重なっているのだと思います。
報道によると、背景には円安の進行やアメリカ市場の好調、そして米中の貿易関係の改善などがあるようです。
国境を越えて影響し合う経済の流れは、数字の波のように静かに、しかし確実にわたしたちの生活の下を流れています。
「区切り」という名の通過点5万円という数字は ...
スリーコインズ「チャームコスメ」に感じる、小さなときめき
スリーコインズから登場した「チャームコスメ」を見て、思わず目がとまりました。
リップやチーク、アイシャドウといったコスメが、小さなチャームのような姿で並んでいるのです。
どれも手のひらに収まるほどのサイズで、金具やチェーンがついていて、まるでアクセサリーのように可愛らしい印象でした。
これまで、コスメはポーチの中にしまっておくものでした。
でも「チャームコスメ」は、その枠を少し超えているように思います。
バッグの金具に小さく揺れるチークやリップ。
古内一絵『女王さまの休日―マカン・マラン ボヤージュ』に感じる、旅の余韻
本を開く前に、タイトルの「女王さまの休日」という言葉に少し心が和みました。
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女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ (単行本)
どこか自分の中にもある「休み方を忘れてしまった誰か」を思い出させるようで。
古内一絵さんの新作は、人気シリーズ「マカン・マラン」の続編として、開店十周年を迎えた物語のその先を描くのだそうです。
“マカン・マラン”という静かな場所シリーズを通して、夜ごとに人が集い、食を通して心を癒やす小さな店「マカン・マラン」。
そこに流れていたのは、日常の延長線上にある小 ...