無印良品「神奈川のミルフイユ 清見オレンジ」に感じる、やわらかな時間
無印良品から発売された「神奈川のミルフイユ 清見オレンジ」という焼き菓子を見かけました。
神奈川県内の店舗でのみ販売されている、地域限定の商品だそうです。
箱の中には、清見オレンジを使ったクリームをサクサクのパイ生地で挟んだミルフイユ。
パッケージのシンプルさとともに、名前にある“ミルフイユ”という言葉が、どこか温かな響きを持っていました。
小田原の清見オレンジ
このお菓子に使われている清見オレンジは、小田原市のあきさわ園で育てられたもの。
みかんとオレンジを掛け合わせた国産の柑橘で、みかんのやさしい甘さと、オレンジの華やかな香りをあわせ持っているそうです。
地元の果実を素材に使い、その土地の空気や季節を小さな菓子に閉じ込める。
そんな考え方に、無印良品らしい誠実さを感じました。
果実の香りを包むミルフイユ
写真を見ると、パイ生地の間に明るいオレンジ色のクリームがのぞいていました。
清見オレンジの果汁を使ったピュレが練り込まれていて、ひと口ごとにやさしい酸味と香りが広がるようです。
サクサクとした食感と、柑橘のやわらかな甘さ。
その組み合わせを想像するだけで、春の午後のような穏やかな気分になります。
特別な派手さがあるわけではなく、“地域のおやつ”としての静かな魅力を持っているお菓子。
遠くの名産品ではなく、身近な土地の味をあらためて感じるような、そんな優しい距離感に惹かれました。
おわりに
わたしはまだこのミルフイユを口にしてはいませんが、名前を読むだけで、清見オレンジの香りがふわりと広がるようでした。

果実の酸味と焼き菓子の甘さがゆるやかに混ざり合い、その向こうに小田原の海や風景が少しだけ見える気がします。
お菓子が土地の記憶を運ぶとしたら、この「神奈川のミルフイユ」は、まさにその小さなかたちのひとつだと思いました。











