東芝 Derich「ER-RB10B」と、あたため直す時間の豊かさ
忙しい日々の中で、ついコンビニやスーパーのお惣菜に手を伸ばすことがあります。
揚げ物や総菜パンを買って帰り、家であたため直して食べる。
簡単で助かるのですが、表面がしんなりしてしまったり、揚げ物の衣がべたついたりすることも多く、どこか惜しい気持ちになることがありました。
そんなときに知ったのが、東芝の新シリーズ「Derich(デリッチ)」から登場するリベイクオーブンレンジ「ER-RB10B」です。
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リベイクという発想
このモデルの特徴は、レンジ加熱と熱風ヒーター加熱を組み合わせた「リベイク機能」。
惣菜パンやピザを外はカリッと、中はふんわりと仕上げるモードや、揚げ物をサクサク感のある食感に戻すモードが用意されているそうです。
冷凍食品専用モードもあり、買ってきたままの冷凍ピザやコロッケをお店で食べるような感覚に近づけてくれるのでは、と想像しました。
日常に寄り添う工夫
庫内容量は20Lとコンパクトで、重さは約15kg。
ひとり暮らしや小さなキッチンにも置きやすいサイズ感です。
赤外線センサーによる自動あたため機能もあり、ごはんや飲み物などを手早くちょうどよい温度にしてくれる点も日常的に便利だと感じました。
付属の角皿や焼網を使うことで、裏返さずとも両面を均一に加熱できるというのも、小さな工夫ながら生活を支えてくれる技術のように思えます。
やわらかな存在感
デザインは丸みを帯びたフォルムにミルキーホワイトの色合い。
操作パネルもシンプルにまとめられていて、キッチンに置いたときに主張しすぎず、静かに溶け込むような印象を受けました。
調理家電というより、インテリアの一部として馴染む佇まいがあるように思えます。
毎日目にするものだからこそ、こうしたデザイン性は心を和ませてくれる大切な要素だと感じました。
価格と価値
市場想定価格はおよそ5万5千円前後。
決して安い買い物ではありませんが、日々の食事を少しおいしく整えてくれる時間を買うと考えると、その価値は大きいのかもしれません。
特に、揚げ物やパンのあたため直しをよくする人にとっては、毎日の満足度に直結する機能だと思います。
おわりに
わたしはまだこの「ER-RB10B」を手にしていませんが、想像するだけで暮らしの風景が少し変わる気がします。
買ってきたお惣菜をオーブンから取り出すとき、衣がサクッと音を立てて、湯気がほのかに立ち上る。
その瞬間の小さな喜びが、日々の食卓を温かくしてくれる。
東芝の「デリッチ」という名前のとおり、食べることをちょっと贅沢にする家電として、静かな魅力を感じました。