雪の花 映画
映画『雪の花』を知ったとき、タイトルの美しさに惹かれました。
雪の花という言葉の響きが、静かで儚く、それでいて力強さを感じさせるからです。
この作品は、江戸時代末期に天然痘と闘った町医者・笠原良策を描いた歴史映画。
医療が今ほど発展していなかった時代、命を救うために奔走した人々がいたことを改めて考えさせられます。
主演の松坂桃李さんが演じる笠原良策は、異国から伝わった種痘を広めるために尽力します。
しかし、その道のりは決して平坦ではなく、周囲の反発や試練に立ち向かう日々。
それでも諦めず、ただ人々を救いたいという一心で進む姿は、きっと胸を打つものになるはずです。
歴史映画は少し難しそうに感じることもありますが、『雪の花』は人間ドラマとしても見応えがありそうです。
また、芳根京子さん演じる妻の千穂や、役所広司さんが演じる蘭方医の日野鼎哉など、 登場人物たちの関係性が物語をより深くしているのではないかと思います。
個人的に、医療に関わる映画にはいつも心を動かされます。
それは、誰かのために尽くす姿や、命をつなぐことの尊さに触れるからかもしれません。
『雪の花』もまた、そんな気持ちにさせてくれる作品なのではないかと期待しています。
実際に観に行く前に、原作となった吉村昭さんの小説を読んでみようか。
そんなことを思いながら、観に行ける日を楽しみにしています。
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