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「消費税を守ることが、国民を守ることになる」?

2025年6月19日

夕方、仕事終わりに職場で少しスマホを見ていたときのこと。

ふと見たニュースの見出しに、目が止まりました。

 

「消費税を守ることが、国民を守ることになる」──。

そう語ったのは、自民党の森山幹事長。

鹿児島の講演会での発言だそうです。

 

読み進めると、「政治生命をかけて守っていく」とも言っていたとか。

選挙戦に入るこの時期に、税についてここまで強く断言することに、ある種の覚悟のようなものを感じました。

でも、わたしの中には、少しだけ引っかかりが残りました。

たとえばスーパーで買う毎日の食材。

コンビニでちょっとしたおやつ。

そのどれにも、きちんと税はかかっていて。

わたしたちの暮らしに、しっかり入り込んでいる存在です。

 

わたしのまわりにも、「値段はそのままでも、内容量が減ってる」とか、「キャッシュレス還元がなくなって地味にきつい」とか、日々の小さな声がたくさんある。

それを思うと、「消費税を守る=国民を守る」という言葉が、少し遠くに感じられてしまうのです。

消費税 国民

社会を支える仕組みとしての「消費税」

もちろん、消費税は社会保障のための安定財源。

少子高齢化が進む日本では、その必要性に根拠があるのも理解できます。

 

「逆進性がある」という批判もあるけれど、それでも安定した税収として、医療や年金、介護を支えている現実がある。

そうしたルールや仕組みのうえで、わたしたちの暮らしは成り立っているのだと思います。

わたしが感じた“守る”ということばの意味

ニュースを見たあと、帰り道にこんなことを考えていました。

本当に「国民を守る」というのは、生活の実感に寄り添うことじゃないかなって。

 

たとえば、小さなお店がちゃんとやっていけるようにとか、 高齢の方が薬代を気にせず病院に行けるようにとか、 保育園に通う子どもたちに温かい給食が届くようにとか。

そういう、ひとつひとつの具体的な場面に、やさしい視線が届いているのか。

それが「守る」という言葉のなかに、どれくらい含まれているのかが、わたしには気になったのです。

問いかけてくれる言葉として

「消費税を守ることが国民を守ることにつながる」──。

この発言は、賛否を呼んでいます。

ある人は「的を射ている」と言い、またある人は「的外れ」と言う。

 

でもわたしは、どちらかにすぐ分かれるより、その言葉の中にある“温度差”のようなものに耳を澄ませたいと思いました。

誰の生活を想定しているのか。

その「守る」は、どういう人に向けられているのか。

そんな問いを、自分のなかで育てていく時間も、大切な“政治との向き合い方”のように思えたのです。

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Posted by なお