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天使の遺言

朝、スマホのニュース欄で「竜樹諒さん最新作『天使の遺言』発売」の文字が目に入りました。

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詳細を確認してみると、著者は東日本大震災を予言したと話題になった『私が見た未来』の漫画家・竜樹諒さん。

2025年6月にA5判・216ページで刊行された、いわば“自伝”的な一冊だと説明されていました。

 

「真実を残したい」という思いで、自らの生い立ちや「目に見えない体験」までを誠実に綴った記念碑的作品──そんな紹介文を読んでいると、予言とは関係なく、興味がわきました 。

“なりすまし”や“偽情報”に巻き込まれたという後日談も

記事によれば、“予言”としての側面が一人歩きし、偽物が現れたり、SNS上で「2025年7月の災害」といったデマが流れたりしたそうです 。

作者自身は「本当に伝えたかったのは予言ではなく、“真実を自分の言葉で伝えたい”という思いだった」と語り、自費出版に踏み切ったと伝えられています。

“心の引き出し”に残ったものは?

わたしが感じたのは、「真実を残す」という意思と、「その過程で浮かび上がる言葉の重さや温度」です。

たとえば、見知らぬ誰かが出した“予言”だけを信じて、心がざわつく。

その間に、本当の意図や著者の伝えたかった思いが、すれ違ってしまう。

そのギャップに胸が痛みました。

 

それがどこか、自分に似ている。

「言葉の表面に惑わされずに、自分の中に問いをたててから受け取ることが大事」——そう、心に浮かびました。

小さな問いが、暮らしの静かなくらしをつくる

夜、手帳を開いて、思いついたことを書いてみました。

「真実を自分ごとにするには、まず問いを立てること」

それは著者の経験をただ受け取るのではなく、自分のなかで咀嚼し、問いとして留めておく過程そのもの。

 

「天使の遺言」は、決して“予言”ではなく、著者自身の人生の記録であり、「思いをどう伝えるか」という問いの蓄積だと思います。

それを私たちが一歩踏み込んで読むかどうかは、読者それぞれ。

 

この本の存在が、わたしの中に“問いの引き出し”を一つ増やしてくれたことは確かです。

歩くとき、仕事の合間、そんな“問い”をそっと置くことで、日々が少し静かに、でも深く響くような気がします。

 

いつか実際に手に取ったとき、またこの問いと向き合って、自分の言葉を探す時間を持てたら。

そのときには、また違う感想を抱くのかもしれません。

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