映画『国宝』と、言葉にならないものについて
「国宝」という言葉には、どこか近寄りがたい荘厳さがあります。
文化財や建築物だけでなく、人そのものに対して使われることもあるこの語をタイトルに掲げた映画が公開されました。
吉田修一さんの小説を原作とし、李相日監督が手がけた『国宝』です。
PR
国宝 上 青春篇 (朝日文庫)
主演は吉沢亮さん。
上方歌舞伎の家に引き取られ、芸の世界で生きる青年の物語だそうです。
舞台となるのは歌舞伎の世界。
血筋と才能、宿命のようなものに翻弄されながらも舞台に立ち続ける人々を描いた本作 ...
実写版の白雪姫が赤字に
実写版『白雪姫』が赤字だと聞いたのは、会社のランチタイムでした。
同僚がスマホを見ながら、「ディズニーの白雪姫、かなり厳しいみたいだね」とぽつりと言ったんです。
そういえば、公開前はわたしも少し気になっていました。
あの名作がどんなふうに生まれ変わるのか、どこかで楽しみにしていた気持ちがあったから。
でも、結局映画館へは足を運ばず、話題だけがいつの間にか遠くへ行ってしまったような感覚でした。
帰宅後、なんとなくそのニュースを検索してみると、かなりの赤字が見込まれているという記事が目に入りました。 ...
松山智一展 FIRST LAST
現代アートに詳しいわけではないのですが、時々ふと「今の空気を映すような作品」に触れたくなることがあります。
最近、そんな気持ちに導かれるように、松山智一さんの展覧会「FIRST LAST」に興味を持ちました。
ポスターで見かけたのは、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーでの開催。
大胆な色づかいと力強い構図、そしてどこか物憂げな表情の女性像。
まるで夢と現実のはざまに揺らぐような世界観が、ひと目で印象に残りました。
仕事帰りにふらっと立ち寄るには少し距離があるので、ちょうど ...
動き出す浮世絵展 TOKYO ー 江戸の美が動き出す体験
先日、仕事帰りに「動き出す浮世絵展 TOKYO」に行ってきました。
もともと浮世絵には興味があったものの、展覧会というと静かに作品を眺めるイメージがあって、なかなか足が向かなかったんです。
でも、これはデジタル技術を駆使した没入型の展示と聞いて、「動き出すってどういうこと?」と気になり、思い切って行ってみることにしました。
会場に入ると、最初に飛び込んできたのは、巨大なスクリーンに映し出された葛飾北斎の「富嶽三十六景」。
波がうねり、風が吹き抜けるような映像と音が空間全体を包み込み、まるで ...
和時計
最近、「和時計」という言葉を目にしました。
時計といえば、今ではデジタルや機械式のものが一般的ですが、和時計とは一体どんなものなのか、気になって調べてみました。
和時計は、江戸時代に使われていた日本独自の時計で、「不定時法」という仕組みを採用しています。
現代の時計は1時間が常に60分ですが、和時計では日の出から日没までを6等分し、夜も同じように6等分するため、季節によって1時間の長さが変わるのが特徴です。
夏は昼が長く、冬は夜が長くなるため、それに合わせて時間の区切りも変わるという仕組み。
自然の流れ ...