大ピンチずかん
少し前、休日に姪っ子へのプレゼントを探しに本屋さんをふらりとのぞいたとき、『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ/小学館)という本が平積みにされていたので、思わず手に取ってページをめくってみました。
小さな子どもたちが日々遭遇する“ピンチ”を、あえてユーモラスに、図鑑のように紹介していくこの一冊。
たとえば「洗濯機の後ろに靴下が落ちる」「バッグの中で水筒がもれた」など、思わず笑ってしまうけれど、どれも経験のある“あるある”ばかり。
でも、読み進めているうちに、わたし自身の子どもの頃の記憶も呼び起こされてきました。
友達とケンカした放課後、自転車で縁石に乗り上げたこと、ハチにいじわるして刺されたこと……。
そういえば、先日、会社の同僚と「最近の子どもって、“失敗する経験”が減ってるかもね」という話になりました。
大人が先回りして「転ばないように」「間違えないように」と守ってしまう。
でも、本当は、そういう“ピンチ”のなかにこそ、学びや発見があるのかもしれません。
わたしも最近、うっかりスマホをトイレに落としてしまうという、なかなかの“ピンチ”を経験しました。
冷静さを装いながらも、内心は大慌て。
結局、新しいスマホを買う羽目になったのですが、あのときの焦りや反省は、子どもの頃とまったく変わっていなかった気がします。
『大ピンチずかん』は、そんな“失敗や困ったこと”を、ちょっと俯瞰して見つめなおすきっかけをくれる一冊でした。
子どもだけでなく、大人にも響く絵本だと思います。









