コメダ珈琲店「チーズカリーとナン」
仕事の合間、ちょっと息をつきたくなって立ち寄ったのは、コメダ珈琲店。
冷房のきいた空間に、ふわりと漂うコーヒーの香り。
いつもならアイスコーヒーとミニシロノワールの組み合わせに決めてしまうのですが、その日は何となく店内のメニュー表に目をやりました。
そこでふと見つけたのが、「ナン」の文字。
えっ、ナン? コーヒーと一緒にナン? と、思わず二度見してしまいました。
よくよく見ると、「チーズカリーとナン」。
ナンはもちもち、チーズカリーはスパイシーでコクのある味わい、といった説明。
セット価格は700円台で、見た目もカフェと本格的なカレー屋さんの間のような雰囲気です。
2025年の『カリー祭り』というフェアメニューのひとつらしく、ナンの提供自体がコメダでは初めてとのこと。
不思議な感覚でした。
長時間ゆっくりできる喫茶店のイメージと、ナン&カレーのがっつりした印象が、どこかちぐはぐで。
それでも、ナンの横に並んだとろりとしたチーズカレーの写真には、つい心惹かれてしまいます。
周囲を見回すと、隣のテーブルで若い女性が静かにナンをちぎっているのが見えました。
小ぶりながらもふっくらとしたナンに、スパイスが香るルーを絡めるその姿は、どこか品があって、日常の中に小さな異国が差し込んだようでした。
わたしはその日はコーヒーだけにしましたが、心のどこかに「次は注文してみたい」という小さな決意が芽生えました。
きっと午後の陽だまりのような時間に、静かにスパイスの香りが寄り添ってくれる気がします。

午後の喫茶店に、ほんのりスパイスの気配。
いつもの喫茶店に、ほんの少しの驚きと、やさしい非日常。
コメダの新しい提案が、そんな静かな発見をくれました。











