「書くこと」の哲学 ことばの再履修

書くことは、考えること。
そして、向き合うこと。
そう聞くと少し構えてしまうけれど、この本のタイトルを目にしたとき、わたしの中にあったもやもやしたものが、すっと言葉になった気がしました。
『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』──講談社現代新書から刊行された、佐々木敦さんによる一冊です。
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「書くこと」の哲学 ことばの再履修 (講談社現代新書)
タイトルのとおり、テクニックよりも「思考としての書く行為」に重きを置いた内容だそうで、何かを書こうとして立ち止まってい ...
センスのよい考えには、「型」がある 感覚を言語化するインサイト思考

最近、「センスのある人って、どうしてあんなに伝え方が上手なんだろう」と思うことがよくあります。
企画会議の前夜、どうにも頭がまとまらず、キッチンのテーブルでぼんやりお茶を飲んでいました。
思いつくアイデアはどこか抽象的で、「いい気はするんだけど、うまく言葉にできない」と自分でももどかしくなったり。
また逆に職場の打ち合わせで、ある同僚が言ったひと言がすっと場にハマって、「それ!」とみんなが頷く瞬間に出会うと、なんだか羨ましくなるんです。
そんなとき、ネットで見かけたのが『センスのよい考えに ...