薬膳風呂ってどんな感じ?「頂マーラータンの湯」
最近、なんとなく体がだるい日が続いていて、週末のリセット方法を考えていたときのこと。
SNSで偶然目にしたのが、「頂マーラータンの湯」という言葉でした。
最初はてっきりラーメンか何かの新商品かと思ったのですが、よく読んでみるとそれは温泉施設で行われている薬膳風呂のイベントの名前。
しかも、「マーラータン」と名がついている通り、唐辛子や当帰(とうき)、草果(そうか)といった薬膳スパイスが10種類以上も配合されているというから驚きました。
場所は、埼玉・所沢にある「温泉温泉バルコニー King & Queen」。
2025年6月16日から開催されていて、実際の湯はほんのり琥珀色。
柚子の香りもブレンドされていて、湯上がりもポカポカが続くとあり、ちょっと気になる存在に。
「これ、行ってみたいかも…」と思いながら、その日はパソコンの画面を閉じました。
というのも、わたし自身「薬膳」に憧れがありつつも、実はこれまでほとんどちゃんと触れたことがなくて。
食事に取り入れるのはハードルが高いけれど、お風呂なら気軽に試せるかもしれない。
そう思ったんです。
イベントの名前にもなっている「頂マーラータン」は、新大久保にある和風マーラータン専門店の名前だそうで、 極太春雨をベースに、出汁とスパイスがきいたスープで話題になっているお店とのこと。
なかでも「0番(白湯)」という辛くないスープが人気らしく、優しいゆず風味が広がる“食べる薬膳スープ”のような存在なのだとか。
そのマーラータンが“お風呂”になったという発想自体が、なんだかちょっとおもしろくて、頭の中で勝手に湯気が立ちのぼるようなイメージがわいてしまいました。
もしこのイベントが都内でも開催されたら、休日のちょっとしたごほうびに行ってみたいなと思っています。
お風呂のあとは冷たい黒豆茶と、薬膳クッキーみたいなものが用意されていたら最高だな…なんて、妄想はふくらむばかり。
忙しい毎日の中で、少しだけ体に意識を向けること。
それが“美味しさ”や“気持ちよさ”という形でできたら、きっとそれは自分を整える小さな習慣になるのかもしれません。
温泉に浸かりながら、体が芯から温まる。
その時間があるだけで、また月曜日を迎える元気が生まれそうな気がします。