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動き出す浮世絵展 TOKYO ー 江戸の美が動き出す体験

先日、仕事帰りに「動き出す浮世絵展 TOKYO」に行ってきました。

 

もともと浮世絵には興味があったものの、展覧会というと静かに作品を眺めるイメージがあって、なかなか足が向かなかったんです。

でも、これはデジタル技術を駆使した没入型の展示と聞いて、「動き出すってどういうこと?」と気になり、思い切って行ってみることにしました。

 

会場に入ると、最初に飛び込んできたのは、巨大なスクリーンに映し出された葛飾北斎の「富嶽三十六景」。

波がうねり、風が吹き抜けるような映像と音が空間全体を包み込み、まるで作品の中に入り込んだような感覚に。

思わず立ち止まってしまいました。江戸時代の人々が見た景色を、自分も同じように感じられるのは、不思議な体験でした。

 

それから会場を進むと、浮世絵の人物たちが動き出し、日常の風景を再現するような演出も。

特に、歌川広重の「東海道五十三次」が印象的で、旅人たちが橋を渡る様子や、宿場町のにぎわいが生き生きと描かれていました。

もし江戸時代に生まれていたら、こんな景色の中を歩いていたのかな、なんて想像してしまいました。

 

途中で会社の同僚からLINEが来て、ちょっとだけ現実に引き戻されました。

明日までに確認してほしい資料があるらしい。

普段だったらすぐに返信するところだけど、この日は少しだけ携帯をポケットにしまって、もう少し江戸の世界に浸ることにしました。

 

展示の最後には、実際の浮世絵の原画や復刻版も並んでいて、デジタル技術と伝統的な美術が融合しているのを実感しました。

こういう展覧会なら、浮世絵に詳しくない人でも楽しめるし、何より「芸術を体験する」ってこういうことなのかもしれない、と新しい発見がありました。

 

帰り道、カフェでコーヒーを飲みながら、改めて写真を見返しました。

どの作品も美しく、時代を超えて色褪せない魅力があることを改めて感じました。

次は、もう少し浮世絵について知識を深めてから、また訪れてみたいなと思っています。

浮世絵

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