シル活
最近、「シル活」という言葉をSNSで見かけました。
最初は何のことか分からず、「シル…活?」と頭にクエスチョンマークが浮かんだのですが、調べてみると、シルバニアファミリーを使って楽しむ趣味活動のことらしいです。
わたしにとってシルバニアファミリーは、子どもの頃に大好きだったおもちゃのひとつ。
白いうさぎの女の子と赤い屋根のおうち、小さな家具やキッチン道具。
全部が宝物でした。
でも、まさかそれが「大人の趣味」として今も人気になっているなんて。
「#シル活」で画像検索してみると、本当に驚くほど可愛らしい世界が広がっていました。
季節のイベントに合わせたディスプレイや、手作りの小さなドレスや家具。
中には、旅行先に連れて行って撮影している方もいて、「おでかけシル活」と呼ばれているそうです。
スカイツリーや京都の街並みに、小さなシルバニアの仲間たちがちょこんと写っている様子が、なんとも愛おしくて。
手芸は得意ではないけれど、ミニチュアの世界を見るのは好きです。
それに、こういう細かいものを眺めたり、並べたりする時間って、不思議と気持ちが整うんですよね。
最近では「シル活プログラム」という、赤ちゃん人形が毎月届くサービスもあるらしく、初心者でも気軽に始められるようになっているようです。
小さな世界に夢中になれる時間は、大人にこそ必要なのかもしれません。
静かな午後、紅茶を片手に、小さなテーブルの上にシルバニアの家を広げて、自分だけの物語をそっと並べる——。
そんな穏やかな時間を、わたしも過ごしてみたくなりました。