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放射線育種米 一覧

2025年5月24日

少し前にSNSで流れてきたニュースの中で、「放射線育種米」という言葉を見かけました。

「えっ、放射線で、育てる…?」と少し驚いてしまって、思わず手が止まりました。

 

調べてみると、放射線を当てて突然変異を起こさせることで、新しい品種を作る方法なんですね。

たとえば、カドミウムの吸収を抑える「あきたこまちR」や、倒れにくくするために草丈を短くした「キヌヒカリ」など、わたしたちの食卓にすでに並んでいる品種の中にも、そうした技術で生まれたものがあることを知りました。

放射線育種米 一覧

代表的な放射線育種米を一覧にしました。

1. レイメイ(黎明) 登録年:1966年

特徴:耐冷性があり、草丈が低く倒伏しにくい。

2. キヌヒカリ(絹光) 登録年:1989年

特徴:コシヒカリより草丈が短く、耐倒伏性が強い。食味も良好。

3. はえぬき 登録年:1993年

特徴:粒がしっかりしており、白さとつやがある。粘りと弾力のバランスが良い。

4. ゆめあかり 登録年:2014年

特徴:耐冷性があり、良質で良食味。青森県で主に栽培。

5. コシヒカリ環1号 登録年:2015年

特徴:カドミウムの吸収を抑える特性を持つ。

6. あきたこまちR 登録年:2020年

特徴:コシヒカリ環1号を親に持ち、カドミウム吸収を抑える。

 

不思議だったのは、これが「遺伝子組み換え」ではないため、表示義務もないということ。

つまり、スーパーで買っているお米の中に、放射線育種米が混じっていても、知らずに食べている可能性があるということです。

 

このことを、夕飯を食べながら彼に話してみたら、「それで安全なら別に気にしなくてもいいんじゃない?」と、特に驚いた様子もなく、あっさりと返されました。

たしかに、安全性は十分に確認されているようで、私たちはすでに多くの放射線育種米を食べてきているのかもしれません。

 

でも、わたしが引っかかったのは「知らないうちに口にしているかもしれない」という、情報の不透明さでした。

選ぶ自由はあるけど、選ぶための材料が与えられていないのは、なんとなく納得がいかない気がします。

 

もちろん、気にしすぎたら何も食べられなくなってしまうし、便利さや安定した生産には科学の力が必要なのも分かっています。

それでも、「知ったうえで選びたい」——そんなシンプルな願いが、心のどこかにあるのだと思います。

 

ふだん、何気なく炊いている白いごはん。

でもその一粒の背景には、育てた人の想いや、技術の進歩、そして知らない物語がたくさん詰まっているのだと気づかされました。

 

これからも、食べることに対してまっすぐでいたい。

美味しいと感じるその感覚を、大事にしていたい。

そんなふうに思いながら、いつもより少し丁寧に、お米を研いだ夜でした。

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