のぶみ著『大きなのっぽの古時計』が奏でる、見えないぬくもり

駅の待ち時間にふと目にしたタイトル、「大きなのっぽの古時計」。
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大きなのっぽの古時計
童謡として親しまれてきたあの歌が、絵本作家・のぶみさんの手によって新たに描かれたと知り、調べてみました。
2025年9月27日頃に刊行される予定の絵本で、歌に込められた物語を、より深く、やさしい形で届けてくれる一冊のようです。
歌が物語へとひらくとき「おじいさんの時計」として知られる歌は、子どものころに口ずさんだ記憶があります。
その響きの奥に広がっていたのは、家族の時間を見守る古時計の姿。
大ピンチずかん

少し前、休日に姪っ子へのプレゼントを探しに本屋さんをふらりとのぞいたとき、『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ/小学館)という本が平積みにされていたので、思わず手に取ってページをめくってみました。
小さな子どもたちが日々遭遇する“ピンチ”を、あえてユーモラスに、図鑑のように紹介していくこの一冊。
たとえば「洗濯機の後ろに靴下が落ちる」「バッグの中で水筒がもれた」など、思わず笑ってしまうけれど、どれも経験のある“あるある”ばかり。
でも、読み進めているうちに、わたし自身の子どもの頃の記憶も呼び起こされてきま ...