映画『国宝』と、言葉にならないものについて

「国宝」という言葉には、どこか近寄りがたい荘厳さがあります。
文化財や建築物だけでなく、人そのものに対して使われることもあるこの語をタイトルに掲げた映画が公開されました。
吉田修一さんの小説を原作とし、李相日監督が手がけた『国宝』です。
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国宝 上 青春篇 (朝日文庫)
主演は吉沢亮さん。
上方歌舞伎の家に引き取られ、芸の世界で生きる青年の物語だそうです。
舞台となるのは歌舞伎の世界。
血筋と才能、宿命のようなものに翻弄されながらも舞台に立ち続ける人々を描いた本作 ...
8番出口 小説

地下通路の出口を何度も探すだけのゲーム。
それなのに、プレイ動画を見ているだけで息が詰まりそうになるあの空気感に、なぜか惹かれてしまいます。
そんなゲーム『8番出口』が小説になったと知って、正直なところ、とても驚きました。
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8番出口
タイトルはそのまま『8番出口』。
著者は川村元気さん。
映画『百花』や『世界から猫が消えたなら』などの脚本で知られている方なので、あの不気味で無機質な空間をどんなふうに文章で描くのか、想像するだけでちょっと鳥肌が立ちます。
「異変」の正体を言葉で追うゲームで ...