涙がでるほど心が震える すばらしいクラシック音楽|心に触れるとき
『涙がでるほど心が震える すばらしいクラシック音楽』というタイトルの本に出会いました。
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涙がでるほど心が震える すばらしいクラシック音楽
その響きだけで、まだ読んでいないのに胸の奥が少し揺れるような感覚があります。
音楽家の人生とともに著者はドイツで活躍するオペラ歌手の車田和寿さん。
YouTubeなどでも音楽の魅力を伝えている方だそうです。
本の中では、バッハやモーツァルト、ブラームスといった作曲家たちが歩んだ人生の一端が語られているとのこと。
名曲の背後にある生身の物語 ...
『昭和16年夏の敗戦』から見えるもの
猪瀬直樹さんの『昭和16年夏の敗戦』は、日米開戦の直前に行われたシミュレーションを描いたノンフィクションです。
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昭和16年夏の敗戦 新版 (中公文庫 い108-6)
総力戦研究所に集められた若きエリートたちは、膨大なデータと議論を重ね、最終的に「日本は敗北する」という結論にたどり着きます。
しかし、その冷静な結論は現実の政治や軍部の意思決定には反映されることなく、歴史は大きな戦争へと進んでいきました。
若者たちが導き出した「必敗」の答えこの本の中心にあるのは、わずか20代から30代の若者たちが行った分析です。
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『本でした』たった一行から、無限の物語を紡ぐ時間
書店の入口で偶然見かけたのが、『本でした』というタイトルが書かれた柔らかな装丁でした。
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本でした (一般書 500)
又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんによる共著で、前作『その本は』から約3年ぶりの再会になるとのこと。
まるで旅先で思わぬ景色に出会ったような、不思議な予感が胸に残りました。
物語は、村はずれの空き家に住む二人の男が、小さな手がかりで本を“復元”する、というものだそうです。
「その本は、○○○が○○○でした。これってどんな本でした?」というたった1行のヒントから、二人が短 ...
昭和100年の100人 特別企画 女性篇
「昭和100年」という言葉の響きに、ふと時間の深さを思います。
ひとりひとりの人生が折り重なり、静かに時代の輪郭を描いていったのだとしたら、それを読み解くような一冊に出会いました。
文藝春秋のムック本『昭和100年の100人 特別企画 女性篇』は、皇室の方々から文学者、芸術家、法曹、そして時代を彩った文化人まで、100人の女性の生き方に光をあてた記録集です。
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昭和100年の100人 女性篇 (文春ムック)
印象的だったのは、与謝野晶子や岡本かの子、宇野千代といった言葉を紡ぐ人々の姿。
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『マスカレード・ライフ』を手にして
書店でふと目に入った『マスカレード・ライフ』。
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マスカレード・ライフ (マスカレードシリーズ)
あやしいけれど、深みのある表紙が美しくて、手に取るまでに時間はかかりませんでした。
東野圭吾さんの人気シリーズ「マスカレード」の最新作ということで、もちろん話題にはなっていましたが、わたし自身はまだ今作を読んでいないまま。
でも、今回のあらすじには、どうしても惹かれるものがありました。
ホテルのフロントから警視庁へ、そして再びホテルへ。
新田浩介という人 ...