抹茶の効能 健康成分とデメリット
抹茶は、茶葉をまるごと粉末にして飲みます。
一般的な煎茶とは違って茶殻を捨てないので、豊富な成分を効率よく摂取できるのが特長です。
最近では、健康志向の高まりとともに、海外でも「MATCHA」として人気が高まっていますが、日本でもその効能について改めて注目されています。
とくに注目すべきは、カテキン、テアニン、カフェイン、ビタミン類、などの成分です。
これらが複合的に働くことで、さまざまな健康効果を期待できるとされています。
抹茶の効能 血圧について
抹茶の効能が血圧にも影響を与えるとされています。
抹茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があり、動脈硬化や生活習慣病の予防に良いとされます。
また、テアニンにはリラックス効果があるとされ、集中力を高めながらも精神的な安定をもたらしてくれるというのが特徴です。
カテキンが持つ抗酸化作用や血流改善作用に加え、テアニンにより交感神経の働きが抑えられることで、ストレスによる血圧上昇が和らげられるとする研究報告もあります。
一方で、カフェインも含まれているため、過剰に摂取すると一時的に血圧を上昇させることもあるため、注意が必要です。
抹茶の効能 目について
そして意外に知られていないのが、目への効能です。
抹茶にはルテインやβ-カロテン(ビタミンAの前駆体)が含まれており、これらの成分は網膜の健康維持やドライアイの予防に役立つとされています。
また、ビタミンCやクロロフィルには、紫外線などによるダメージから目を保護する働きがあるとも言われています。
パソコン作業が多い現代人にとって、目の健康をサポートしてくれる飲み物として、抹茶は魅力的な選択肢かもしれません。
副作用 デメリットは?
一方で、どんなに体に良いとされるものでも副作用やデメリットは存在します。
抹茶に含まれるカフェインは、コーヒーほどではないにしても、不眠や動悸といった副作用を引き起こす可能性があります。
また、抹茶は茶葉を丸ごと摂取する分、農薬や重金属などが残っている場合は、それも体に取り込むことになるというデメリットも指摘されています。
安全性の高いオーガニック抹茶を選ぶなど、産地や製法にもこだわることが望ましいでしょう。
抹茶に含まれるタンニンには鉄分の吸収を阻害する働きがあります。
そのため、貧血気味の方や鉄分不足が心配な人は、食事中や直後の摂取を避け、食後30分以上空けてから飲むといった工夫も重要です。
日常的に飲む場合は、1日1〜2杯程度にとどめた方がいいかもしれません。
抹茶には、体を整えてくれる栄養素がたくさん詰まっていますが、良い点ばかりを信じて過剰に摂取してしまうと、逆に体に負担がかかることもあります。
効能を知ることは大切ですが、それと同じくらい、副作用やデメリットについても理解しておくことが、良い健康習慣につながるのではないでしょうか。
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